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回復期リハビリテーション病棟とは

当グループの目標

早期回復には、発症してからできるだけ早く、集中的なリハビリテーションを継続して行うことが効果的とされています。看護スタッフ・リハビリスタッフが、土・日・祝日はもちろん、お盆や年末年始も無休で365日リハビリテーションをバックアップします。
そして患者さま一人に対し厚生労働省で認められている1日最大3時間(9単位)のリハビリテーションを毎日実施しています。

九州・山口・関東に急性期と回復期リハビリテーション病院22施設を展開。
回復期においては2,000床を超える病床数を持つグループならではのノウハウを生かし、「患者さまの寝たきり『ゼロ』」「在宅復帰」を目標に最善最良の医療を実践しています。

中長期入院生活を快適にお過ごしいただけるよう配慮した環境デザインは、患者様だけでなく、医療業界からも好評をいただいております。
院内の生活環境も自宅を想定して整えており、ご自宅への復帰をサポートします。

「回復期リハビリテーション」について、もっと詳しく知りたい!
という方はこちらのサイトをご覧ください。

回復期リハビリテーション病棟とは

脳血管障害や骨折の手術などのため急性期で治療を受けて、病状が安定し始めた発症から1~2ヶ月後の状態を回復期といいます。 この回復期といわれる時期に集中的なリハビリテーションを行なうことで低下した能力を再び獲得するための病棟を回復期リハビリテーション病棟と言います。 当院では回復期対象の患者様に対して、機能の回復や日常生活で必要な動作の改善を図り、寝たきり防止と社会や家庭への復帰を目的とした、各患者様ごとのリハビリテーションプログラムに基づき、医師、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士等が共同で集中的なリハビリテーションを提供いたします。

回復期リハビリテーションの流れ

回復期リハビリテーション病棟基準

※出典:厚労省「令和2年度診療報酬改定の概要(入院医療)」より
備考:PT…理学療法士 OT…作業療法士 ST…言語聴覚士

回復期リハビリテーション病棟1の認定を受けるためには、上記項目にあるように、より充実したスタッフの配置や高い在宅復帰率、重症な方の受け入れも求められます。
また、上記以外にも諸々の基準がありますが、当グループはすべての基準をクリアし、『入院料1』の認定を受けています。
当グループは重症な方の受け入れを積極的に行っている中でも、高い在宅復帰率を維持しており、より高い水準での医療・看護・リハビリテーションの提供に努めています。

回復期リハビリテーション病棟の対象患者

対象患者 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、又は2肢以上の多発骨折の発症後、又は手術後 90日
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後 60日
股関節又は膝関節の置換術後の状態 90日

チームアプローチの実施

医師・看護師・ケアワーカー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ソーシャルワーカー・薬剤師・管理栄養士等、全てのスタッフによるチームアプローチを行い、質の高いリハビリテーション医療の提供を目指しています。充実したスタッフによるリハビリテーションを日曜、祭日、年末年始を含め365日途切れることなく提供し、患者さまの早期回復を図ります。

チームアプローチ

入院診療の流れ

入院診療の流れ

病棟での生活

■ 一日の流れ <ある患者さまの例>

一日の流れ

  • ● 起きて過ごしていただくために病棟で体操やレクリエーションを行います。
  • ● 月に一度は、関わっている医師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーと、患者さま、ご家族で面談を行い、現在のリハビリテーションの状況や今後の方針を話し合います。

■ 具体的なケアサービス

よりよい医療を目指した指針としての、回復期リハビリテーション病棟協会ケア10項目宣言を推進しています。

  • ① 食事は食堂やデイルームに誘導し、経口摂取への取り組みを推進しよう
  • ② 洗面は洗面所で朝夕、口腔ケアは毎食後実施しよう
  • ③ 排泄はトイレへ誘導し、オムツは極力使用しないようにしよう
  • ④ 入浴は週2回以上、必ず浴槽に入れるようにしよう
  • ⑤ 日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施しよう
  • ⑥ 二次的合併症を予防し、安全対策を徹底し、可能な限り抑制は止めよう
  • ⑦ 他職種と情報の共有化を推進しよう
  • ⑧ リハ技術を習得し看護ケアに生かそう
  • ⑨ 家族へのケアと介護指導を徹底しよう
  • ⑩ 看護計画を頻回に見直しリハ計画に反映しよう