冠動脈CT
当院では、狭心症、心筋梗塞の検査として積極的に冠動脈CTを実施しております。
最新鋭TOSHIBA社製64列CT装置AquilionCXを用いることにより、0.5㎜スライスx64列を実現し、緻密な形態情報を描出します。低侵襲なCT検査により、狭心症・心筋梗塞などの検査が可能となるだけでなく、冠動脈内部の動脈硬化の性状まで検出可能であります。
心臓カテーテル検査
緊急カテーテル検査・治療は24時間・365日の完全対応を実現しております。またカテーテル室が2室あり、複数の心筋梗塞患者さんに対応可能です。当院でのカテーテル検査では、直径1.15~1.40㎜の細いカテーテルを使用し、低侵襲に努めており、通常のカテーテル検査では最短1泊2日で退院することが可能です。今後、日帰りカテーテル検査の対応を予定しています。
また、一般心臓カテーテル検査においては、10~15分ほどの短時間で検査終了が可能となっております。透析の患者さんを除いて、利き手でない手首からカテーテルを実施しており、カテーテル終了直後より歩行可能であり、入院生活のさまたげになりません。
また腎機能に障がいがある患者さんにおいては、当院の双方向血管造影システムを使用し、10~15ml前後の造影剤の使用で心臓血管造影が可能であり、腎臓機能低下の予防に努めております。
心臓カテーテル治療
カテーテル治療においても、手首から実施しており、早期退院を実現しております。また最新のステント・バルーンを使用し、高度な技術・経験によりなるべくバイパス手術に頼らない治療方針をとっており、カテーテル治療はできない、バイパスしかないと言われた方も当院ではカテーテル手術が可能なことがあります。他院でステントをいれられた方もお気軽にご相談ください。
●左前下行枝・慢性完全閉塞
●左回旋枝・高度狭窄
血管カテーテル治療
手足の血管の狭窄、腎臓血管についても、カテーテルによる治療を実施しています。歩いていると、ふくらはぎや足がだるくなる、腕を使っているとだるくなる。血圧を測ると右と左で異なる、高血圧でたくさん薬を飲んでいるが、なかなか下がらないなどのような症状がある方は、ご相談ください。
●左総腸骨動脈狭窄
心臓カテーテルアブレーション
当院では頻拍発作(WPW症候群(房室回帰性頻拍)・房室結節回帰性頻拍・発作性心房粗動など)に対する、電気生理学的検査やアブレーション治療をおこなっております。
アブレーション治療とは、心臓内の挿入したカテーテルからの高周波通電により、心臓の筋肉に45-50℃の“やけど”を作り、頻拍発作の原因となる電気回路の消滅をねらう治療であり、頻脈発作の不整脈を根治する最先端の治療法です。当院は約66万3000人を有する利根保健医療圏ではアブレーションを実施している唯一の施設であります。また2泊3日から3泊4日の短期間の入院にて治療可能となっております。
ペースメーカー治療
ペースメーカーが必要になる不整脈のおもな病気は徐脈を来す状態で、1分間の脈拍数が30代になったり、長い間(5秒前後以上)心臓が止まったりすると、運動能力が落ちて息切れが起こったり、脳に必要な血液量を送れなくなり、頭がボーっとしたり、意識を失うことまであります。
当院では、低侵襲に心がけ、新規植込みであれば、翌日から歩行可能となるような植込み方法で実施しています。ペースメーカー植込み後は状態にもよりますが、約1週間で退院可能となります。
心臓カテーテルを受ける患者様へ