当科の主な対象疾患と診療内容
■リウマチ・膠原病内科領域
【対応する主な疾患】
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、
混合性結合組織病、シェーグレン症候群、リウマチ性多発筋痛症
血管炎症候群、抗リン脂質抗体症候群、成人発症スティル病
ベーチェット病、再発性多発軟骨炎、乾癬性関節炎
強直性脊椎炎/脊椎関節炎、IgG4関連疾患、サルコイドーシス
【リウマチ・膠原病内科領域の特徴】
日本臨床免疫学会認定・免疫療法認定医、日本神経免疫学会認定・神経免疫診療認定医、日本リウマチ財団リウマチ登録医として関節リウマチに対するメトトレキサート(MTX)導入、関節リウマチに対する生物学的製剤導入を数多く経験してきた内科担当医が整形外科学会専門医と密接に連携しながら、疾患の治療および副作用管理をさせていただきます。中規模病院のフットワークの軽さを活かしながら、採血や関節エコー検査、関節MRIなどの検査から治療までをスムーズに行わせていただきます。(疾患によっては腎生検:腎臓の生検や皮膚生検を行い診断する場合もあります)
関節リウマチは慢性的な関節炎により関節の骨や軟骨が破壊され、関節変形をきたした結果、日常生活が不自由となる病気です。関節リウマチについては、近年、メトトレキサートや生物学的製剤など、有効性の高い薬が現れ、関節の炎症を抑え、破壊を防止すること(病気の進行を止めること)が可能になりました。現在では多数の生物学的製剤が登場し、患者さんの背景によって最適と思われる製剤を選ぶことができるようになっています。関節リウマチは治らない、いずれ関節が変形してしまうという時代は終わりました。
関節リウマチの病気の勢いは発症後数年が最も強いといわれており、早期であるほど薬の効果が大きく、この時期に十分な治療を行うことが関節の破壊を防ぐ上で最も重要です。治療が順調にいった場合、途中から薬を止めても再燃がみられない期間が長く続く方もおられるため、早期発見、早期治療が非常に重要となります。
当外来では、関節リウマチに対して抗サイトカイン療法を含めた生物学的製剤による積極的な薬物療法を取り入れており、現在発売されている薬はほぼすべて使える環境にあります。(当院で使用可能な生物学的製剤:レミケード、エンブレル、ヒュミラ、シンポニー、シムジア、アクテムラ、ケブザラ、オレンシア)
全身性エリテマトーデス(SLE)や強皮症、血管炎症候群などに対しても新たな機序のお薬が続々と承認されています。そのような新規治療薬の適応がある患者さんには積極的に導入しております。血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症など)の診断、治療数は利根医療圏(さいたま北部地域)では抜きん出ています。
臨床免疫センターのページも参照いただけると幸いです。
スタッフ紹介
氏名 | 竹之下 拓(たけのした ひらく) |
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役職 | 脳神経内科部長/臨床免疫センター長 |
専門 | 脳神経内科、リウマチ・膠原病内科 |
資格 | 日本内科学会認定内科医・指導医 日本神経学会認定 神経内科専門医・指導医 日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医 日本神経免疫学会認定 神経免疫診療認定医 日本リウマチ財団リウマチ登録医 日本臨床免疫学会認定 免疫療法認定医 日本医師会認定産業医 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由) |
出身校 | 群馬大学 |