■セカンドオピニオンって何?
セカンドオピニオンというのは、直訳すれば「第二の意見」で、「症状や治療法について、主治医以外の医師の意見を聞き、参考にすること」をいいます。
■どういうときに必要?
- 担当医に、診断や治療方針の説明を受けたが、どうしたらいいか悩んでいるとき
- いくつかの治療方針を提示されているが、迷っているとき
- 他に治療方法はないかと考えているとき
⇒このような場合に、ご自身で納得して治療を選択し受けるために、他の医師の意見も聞いてみるという方法です。
■どうすればいいの?
●セカンドオピニオンを受けるとき必要なもの
- 疑問点はまず主治医に聞いておきましょう。
- 受け入れ先に確認しましょう。すべての病院でセカンドオピニオンを実施している訳ではありません。受診前に病院に電話して、受け入れ体制、予約の有無、持参する資料などを確認しましょう。
- 診療情報提供書(紹介状)をもらいましょう。主治医に紹介状を書いてもらい、病理検査、画像診断、内視鏡検査、血液検査などの検査結果をもらいましょう。
- 聞きたいことをまとめておきましょう。 これまでの経過や質問事項、それに対する主治医の意見をまとめてメモしておきましょう。
必要な書類や予約の有無は、病院によって異なりますが基本的には紹介状や資料が必要です。これは、患者さんの病気の状況(今までの治療や現在の病状)によって、治療も異なることが考えられ患者さんにとって意味のある意見をお話させていただくために、その患者さんの客観的な医学的情報が必要となるからです。
■セカンドオピニオンを受ける効果って何?
- 現在の担当医の診断や方針に対する確認ができます。
- 診断や治療の妥当性(適切性)を再確認することで、納得して治療を受けることができます。
- 担当医の提示する治療法以外の治療法を得ることもあります。