12. t-PAによる急性期脳梗塞治療(経静脈的血栓溶解療法)

脳の血管が詰まって起こる病気、それが脳梗塞です。我が国日本では、高齢化や生活習慣の欧米化に伴い、この脳梗塞は年々増え続けています。Time is Brainと言われるが如く、脳梗塞の治療は早く開始すればそれだけより良い回復が期待出来ます。t-PAは強力な血栓溶解剤で、投与後に閉塞した血管が再開通することにより、症状の劇的な改善が期待できます。ただし、発症4.5時間以内に投与することが必須(昨年度は発症3時間以内でしたが、最近の世界規模の研究で、「発症後4.5時間以内の投与」に変更されました)であり、また患者さんの既往歴や状態によっては投与が不可能な場合もあります。最大の副作用として、投与後の脳内出血があげられ、これは時に致命的になることがあります。従って、投与する医療機関側にも投与される患者さん側にも、きちんとした条件が決められています。当院では基本的に24時間365日、このt-PA治療が可能です。

■2012年度t-PA治療実績:19例

来院時
来院時
左中大脳動脈完全閉塞
t-PA投与
t-PA投与後
閉塞は解除された