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リハビリテーション科

診療内容

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師、看護師、社会福祉士等で連携をとりながら、ICU・急性期病棟・回復期病棟・訪問・外来を通して回復できるよう365日取り組んでいます。

チーム体制

理学療法士98名 作業療法士59名 言語聴覚士23名 (2022年5月1日 現在)
3階チーム(脳神経外科・循環器内科・心臓血管外科など)、4階チーム(整形外科・形成外科・外科など)、5階チーム(回復期病棟)、外来チーム、STチーム、訪問リハチームで運営しています。

施設基準

リハビリテーション科脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
心大血管リハビリテーション(Ⅰ)
がんリハビリテーション

リハビリテーション科リハビリテーション科

 

各チームのリハビリテーションの取り組み

1)急性期チーム

・脳血管疾患のリハビリテーション

発症・術後すぐにICU・HCUから脳卒中治療ガイドラインに基づいたリハビリテーションを開始します。
装具療法(長下肢装具やゲイトソリューション)や物理療法(IVES・超音波・低周波)も使用しています。早期より可能なADL(トイレ・食事・整容・排泄)の練習・促通を実施します。特定の手技・概念に拘ることなく、柔軟に最適な方法を選択していきます。

 

 

・運動器疾患のリハビリテーション

四肢・脊椎骨折、変形性関節疾患等の患者様を対象に、受傷・手術後早期より介入し良好な身体機能の回復を図りつつ自宅・社会・スポーツ復帰を支援します。
また人工骨頭置換術後の脱臼防止、脊椎圧迫骨折後のコルセット着用上の注意点、退院後も継続して行える自主トレーニング方法等を分かりやすく指導します。
ハンドセラピィ(腱断裂、切断、骨折)では医師と連携してスプリント作成等行います。

 

・がんのリハビリテーション

がんのリハビリテーション研修を終了したチームを中心に医師、看護師、栄養師など多職種と連携して包括的にリハビリを行っています。
それぞれの時期に応じてリハビリ内容を検討し、その人らしい生き方を支援できるように患者様の声に耳を傾け、体力向上と共に生活の質が高められる関わりをしていきます。

 

・内部障害のリハビリテーション

循環器疾患・呼吸領域において、心臓リハビリテーション指導士・呼吸認定療法士が中心となり、ガイドラインに基づいたリハビリテーションを入院早期より実施しています。また、外科領域においても術前指導・術後翌日からのリハビリ介入を開始し、早期自宅復帰、社会復帰を目標にリハビリを進めています。さらに、入院後でのフォローを含め外来リハビリも充実しており、心肺運動負荷試験を基に有酸素運動やレジスタンストレーニングなど退院後の体力向上や再発予防にも努めています。

 

2)回復期チーム

当院は早期での在宅復帰を目指しており、各専門職種と連携を図った回復期リハビリテーションの提供を目指しています。患者様に合わせた最大3時間のリハビリテーションを行い、在宅でも生活できるよう体力の向上を図っています。また、退院前には必要に応じてスタッフがご自宅を訪問し、家屋環境を評価して、環境設定のお手伝いも行います。

 

 

3)訪問リハビリチーム

介護保険を利用し、利用者様が住み慣れたご自宅でリハビリを実施します。利用者様の能力を最大限に引き上げ、その人らしい自立した日常生活が行えるように、リハビリを行います。また、利用者様の興味・関心を聴取し、活動・参加に目を向け、1人1人に合った個別リハビリを実施します。

訪問リハビリテーションのお知らせ

 

 

 

4)STチーム

急性期部門と回復期部門に分かれ、発症初期から回復期に渡りリハビリを行います。主に失語症、高次脳機能障害、構音障害、嚥下障害に対し各種高次脳機能検査、嚥下造影検査(VF)等を行い、一人ひとりに合ったプログラムを実施しコミュニケーション能力、嚥下能力の改善を目指します。

 

 

 

教育の取り組み

プリセプター制度を導入しています。各チームでは教育パスに基づいて教育し、プリセプターと一緒に毎月チェックしていきます。教育パスとは離床・運動負荷を進める際のリスク管理・基準等を明文化したもので、学ぶ項目が一目で分かります。
脳血管、循環器、呼吸器、整形、外科、がん、ST、回復期等で実施しています。
また、他部署のスタッフや特別講師を招き講習会も実施しています。

学会発表の取り組み

学会発表経験者が多くいますので、若手に指導しています。
学会発表後は学会報告をして、経験・トピックスを伝えています。
・2017年度 12演題
・2018年度 14演題
・2019年度 10演題
・2020年度 14演題
・2021年度 12演題

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資格取得の取り組み

資格取得者が、取得に向けた勉強方法・申請方法を指導します。
脳卒中認定理学療法士、運動器認定理学療法士、補装具認定理学療法士、管理・運営認定理学療法士、心臓リハビリテーション指導士、 3学会合同呼吸療法認定士、回復期セラピストマネージャー、がんリハビリテーション研修修了者、ボバース基礎講習会(3週間コース)
PNF上級C修了、ACLS(2次救命処置 アメリカ心臓協会認定)、 BLS(1次救命処置アメリカ心臓協会認定)
生活行為向上マネジメント研修修了、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター、認知運動療法ベーシックコース、FIM講習会終了

勉強会の取り組み

運動器のエコー検査(実技)、脳画像、股・膝人工関節、学会抄録の作成方法、人工呼吸器、PNF、生活行為向上マネジメント、物理療法など臨床に役立つ内容を実施しています。

 

就職活動中の皆さんへ

当院では、明るくて元気な、意欲のあるリハビリスタッフを募集しています。
新卒、既卒は問いません。新人教育やプリセプター制度もありますので、入職後も安心して働けます。
興味のある方は一度ご連絡下さい!私たちと一緒に働きましょう!

リハビリテーション科 科長
齋藤 千寿子

リハビリテーションについてはこちらをご覧ください。